ソロキャンプを始めるとき、最も気になるのが「道具を一式揃えると結局いくらかかるのか」という点です。安い商品を集めても、テント、寝袋、マット、照明などを合計すると想像以上の金額になることがあります。
結論からいうと、最低限の道具を低価格帯で購入するなら約2万3,500円〜3万8,500円、使いやすさや耐久性も考えた標準的な構成なら約5万〜7万円がひとつの目安です。初回だけ試したい場合は、一式レンタルを約9,300円〜1万5,000円前後で利用できる例もあります。
本記事の金額は2026年9月4日時点の販売情報・レンタル料金を参考にした概算です。商品価格、在庫、送料、セット内容は変動します。キャンプ用品の使用体験ではなく、公開情報にもとづく編集部の試算として掲載しています。
必要な道具の役割やAmazonで探せる商品例は、先にソロキャンプ初心者が最初に揃えるもの10選で詳しく紹介しています。
ソロキャンプ一式の費用は3つに分けて考える
| 揃え方 | 費用の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 低予算で購入 | 約2.4万〜3.9万円 | 費用を抑えて何度か行きたい人 |
| 標準的な商品を購入 | 約5万〜7万円 | 使いやすさや買い直しの少なさも重視する人 |
| 一式レンタル | 約9,300円〜1.5万円前後/回 | 初回だけ試したい人、保管場所がない人 |
ここで重要なのは、購入費だけで判断しないことです。キャンプ場の利用料、交通費、食材、燃料、レンタル送料などは別に必要になります。
低予算で10種類を購入した場合の内訳
初心者が最初に必要になりやすい10種類を、Amazonなどで探せる低価格帯の商品を想定して試算します。セール価格や中古品ではなく、無理のない価格幅として見てください。
| 道具 | 低予算の目安 | 節約するときの注意点 |
|---|---|---|
| テント | 6,000〜10,000円 | 耐水圧・付属ペグ・収納サイズを確認 |
| 寝袋 | 3,000〜5,000円 | 最低気温に合わない製品は避ける |
| マット | 1,500〜3,000円 | 睡眠と断熱に関わるため省かない |
| LEDランタン | 1,500〜3,000円 | 点灯時間と電池方式を確認 |
| チェア | 2,000〜3,500円 | 耐荷重とテーブルとの高さを確認 |
| テーブル | 1,500〜3,000円 | ソロ用の小型品で十分 |
| バーナー・燃料 | 3,500〜5,500円 | 屋外専用品を説明書どおりに使う |
| クッカー・食器 | 1,500〜3,000円 | 作る料理を決めて必要最小限にする |
| クーラーバッグ | 1,500〜3,000円 | 飲み物を含む容量で考える |
| ペグ・ハンマー | 1,500〜3,000円 | テント付属品を確認してから追加 |
| 合計 | 23,500〜38,500円 | キャンプ場代・交通費・食材等は含まない |
調理をせず食事を持参するなら、バーナーとクッカーを後回しにして約5,000〜8,500円ほど下げられる可能性があります。反対に、雨具、防寒着、救急用品、飲料水などを新たに買う場合は、その費用を追加する必要があります。
標準的な構成なら約5万〜7万円
低価格帯よりも設営しやすさ、収納性、保証、耐久性を重視すると、全体で約5万〜7万円が目安になります。特にテント、寝袋、マット、チェアへ予算を増やすと、快適さの違いを感じやすくなります。
| 予算を増やす候補 | 標準的な予算例 | 期待できる違い |
|---|---|---|
| テント | 約15,000円 | 設営のしやすさ、前室、付属品 |
| 寝袋 | 約7,000円 | 対応温度、収納性、手入れ |
| マット | 約4,000円 | 厚み、断熱性、寝心地 |
| チェア | 約5,000円 | 座り心地、安定性、耐久性 |
| その他6種類 | 約25,000円 | 携帯性や扱いやすさ |
| 合計例 | 約56,000円 | 選ぶ商品によって前後する |
ただし、高価な商品ほど初心者に向いているとは限りません。徒歩キャンプなら軽さが重要ですが、車移動なら多少重くても設営しやすい商品の方が使いやすい場合があります。自分の移動方法を決めてから比較することが大切です。
レンタルなら1回約9,300円〜1.5万円前後
「キャンプを続けるか分からない」「収納場所がない」という人には、一式レンタルが有力な選択肢です。
| サービス例 | 確認できた料金例 | 確認すべき点 |
|---|---|---|
| hinataレンタル | ソロキャンプセット(夏)9,300円 | 季節別のセット内容、送料、補償 |
| GOGO CAMP | ソロキャンプ基本セット 税込14,014円 | 配送条件、利用期間、セット内容 |
レンタル料金だけを見ると購入より安く感じますが、送料、補償料、延長料金が追加されることがあります。また、バーナー、調理器具、寝袋など、必要な物がすべて含まれているとは限りません。申込み前にセット内容を一つずつ確認しましょう。
購入とレンタルは何回で逆転する?
単純計算では、3万円で一式購入し、レンタルが1回1万2,000円なら、3回目から購入費の方が低くなります。
| 利用回数 | 購入3万円 | レンタル1.2万円/回 |
|---|---|---|
| 1回 | 30,000円 | 12,000円 |
| 2回 | 30,000円 | 24,000円 |
| 3回 | 30,000円 | 36,000円 |
| 5回 | 30,000円 | 60,000円 |
ただし、これは保管場所、手入れ、買い替え、レンタル送料を考慮しない単純比較です。購入品は自分で乾燥・清掃・保管する必要があります。年1回だけならレンタル、年2〜3回以上続ける見込みがあるなら購入を検討する、という考え方が現実的です。
道具以外に必要な費用
| 項目 | 1回の目安 | 変動する要因 |
|---|---|---|
| キャンプ場利用料 | 1,000〜5,000円程度 | 区画、設備、シーズン |
| 食材・飲み物 | 1,500〜3,000円程度 | 調理内容、酒類の有無 |
| 燃料・消耗品 | 500〜1,500円程度 | ガス、電池、薪、炭 |
| 入浴料など | 500〜1,000円程度 | 施設の設備 |
| 交通費 | 場所による | 距離、高速料金、ガソリン代 |
そのため、道具をすでに持っている場合でも、1回のキャンプに最低数千円はかかります。初回予算を考えるときは、「道具代」と「当日の費用」を分けて計算すると不足を防げます。
費用を抑える3つの方法
1.最初は調理を簡単にする
食事を持参するか、お湯だけで作れるメニューにすると、調理器具を減らせます。ただし、屋外用バーナーをテント内や車内で使ってはいけません。
2.自宅用品とレンタルを組み合わせる
食器やタオルなどは自宅の物を使い、テントや寝袋だけレンタルする方法があります。すべて購入・すべてレンタルの二択ではありません。
3.安さだけで安全用品を削らない
寝袋、マット、照明、雨具、防寒着、救急用品は、天候や季節に応じて必要です。最初に削るなら、装飾用品、大型タープ、焚き火用品など、キャンプの目的に直接必要でない物から考えましょう。
購入とレンタルのメリット・デメリット
購入するメリット
- 繰り返し使うほど1回あたりの費用を下げやすい
- 自分に合った道具を選べる
- 設営方法に慣れやすい
購入するデメリット
- 初期費用が高い
- 保管場所と手入れが必要
- 合わなかった場合に買い直しが発生する
レンタルするメリット
- 初回の支出を抑えやすい
- 保管場所を用意しなくてよい
- 購入前にキャンプ自体が自分に合うか確認できる
レンタルするデメリット
- 利用回数が増えると総額が高くなる
- 希望商品を選べない場合がある
- 予約、受取、返却の手間や送料が発生する
まとめ|初回はレンタル、続けるなら購入も有力
ソロキャンプ用品を一式購入する費用は、低予算なら約2万3,500円〜3万8,500円、標準的な構成なら約5万〜7万円が目安です。一式レンタルは1回約9,300円〜1万5,000円前後の例があります。
一度体験してから続けるか判断したい人にはレンタル、年に複数回行く予定があり保管場所も確保できる人には購入が向いています。必要な道具を確認したい場合は、初心者が最初に揃えるキャンプ用品10選もあわせてご覧ください。




コメント