ソロキャンプのチェアは、見た目だけで選ぶと「テーブルと高さが合わない」「運ぶと重い」「深く沈んで食事しにくい」といった失敗につながります。
選ぶ順番は、何をして過ごすか、移動手段、座面の高さ、収納サイズ、重量、耐荷重です。本記事では、初めての1脚を低予算で選ぶための比較ポイントを整理します。
先に結論:車で焚き火やくつろぎを重視するならローチェア、食事や作業を重視するなら高めのチェア、徒歩・自転車なら軽量コンパクトチェアが候補です。
本記事は、メーカー公式情報や販売ページをもとに、買いものラボ編集部が選び方を整理しています。価格・在庫・仕様は変更される場合があるため、購入前に最新情報をご確認ください。
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ソロキャンプにチェアは必要?
地面に直接座る方法もありますが、チェアがあると食事、調理、読書、焚き火の時間を過ごしやすくなります。一方で、重量と収納スペースが増える装備でもあります。
荷物を減らしたい場合は必需品と決めつけず、「キャンプ場でどれくらい座って過ごすか」で判断しましょう。滞在時間が長いほど、座り心地と姿勢の相性が重要になります。
最初に決めるのはロースタイルかハイスタイルか
| タイプ | 特徴 | 向く過ごし方 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ローチェア | 座面が低く、脚を伸ばしてくつろぎやすい | 焚き火、読書、ゆっくり過ごす | 立ち座りや前かがみの作業が負担になる場合がある |
| ハイチェア | 座面が高めで、食事や作業をしやすい | 調理、食事、立ち座りの多いキャンプ | 重量・収納サイズが大きい製品もある |
| 軽量コンパクト | 分解式などで小さく収納しやすい | 徒歩、自転車、バイク、荷物を減らしたい場面 | 組み立て、安定性、座面の幅を要確認 |
コールマン公式では、焚き火やリラックス中心なら低め、食事や作業中心なら高めの座面が案内されています。正解がひとつあるのではなく、過ごし方に合わせることが大切です。
テーブルと座面の高さを合わせる
チェアだけでなく、一緒に使うテーブルとの高さの差を確認します。コールマン公式は、ひとつの目安として「テーブル高さ-座面高さ=25〜30cm」を紹介しています。
ただし、深く沈み込むチェアでは実際の姿勢が低くなります。商品寸法だけでなく、座ったときの沈み込みや、食事中に前へ手を伸ばしやすいかも考えましょう。
| 使い方 | チェアの傾向 | テーブル選び |
|---|---|---|
| 焚き火・くつろぎ | 低め・背もたれが深い | ローテーブル、サイドテーブル |
| 食事・調理 | 高め・姿勢を起こしやすい | チェアと高さの合うテーブル |
| 両方したい | 極端に低すぎないタイプ | 同じシリーズや高さ調整式も候補 |
持ち運びは重量と収納サイズの両方を見る
軽くても長くてかさばる製品、小さく収納できても重い製品があります。商品ページでは「重量」と「収納時サイズ」を別々に確認しましょう。
コールマン公式では、ソロキャンプ向けの目安として2kg以下の軽量・コンパクトなチェアを紹介しています。ただし車移動なら、この数値だけにこだわらず座り心地を優先する選択もできます。
| 移動手段 | 優先項目 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 車 | 座り心地・設営の早さ | トランクに収まるか |
| バイク・自転車 | 収納時の長さ・固定しやすさ | バッグや荷台に安全に固定できるか |
| 徒歩・公共交通 | 重量・収納体積 | バックパックに入るか、外付けできるか |
耐荷重・座面幅・安定性を確認する
耐荷重は、必ずメーカーの仕様欄で確認します。体重と同じ数値ぎりぎりではなく、衣服や動作による荷重も考え、余裕のある範囲を選ぶと安心です。
座面幅は座り心地に関わります。幅だけでなく、肘掛けの有無、背もたれの高さ、座面の沈み込みも確認しましょう。柔らかい地面では細い脚が沈みやすいこともあるため、脚部の形状も比較ポイントです。
公式スペックで見る座面高・耐荷重・収納サイズ
ここまでの比較ポイントを、メーカー公式ページに掲載されている数値で並べます。買いものラボ編集部は各製品を実際に使用しておらず、以下は2026年9月26日時点で公式ページに表記されている仕様の転記です。優劣を示すものではありません。
| 製品(メーカー) | 座面高 | 使用時サイズ | 収納サイズ | 重量 | 耐荷重 | フレーム素材 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Tac. スイベルチェア(ヘリノックス) | 28cm | 73×52.5×49cm | 10×12.5×40cm | 1371g(本体1241g) | 120kg | アルミニウム・プラスチック |
| チェアワン(モンベル) | 35cm | 幅52.5×奥行き51×高さ65cm | 幅35.5×奥行き11×高さ11cm | 893g(スタッフバッグ込み965g) | 145kg(静荷重) | オリジナル合金製ポール「TH72M」 |
| グラウンドチェア(モンベル) | 22cm | 幅52.5×奥行き50×高さ49cm | 幅30.5×奥行き11.5×高さ11.5cm | 637g(スタッフバッグ込み654g) | 120kg | オリジナル合金製ポール「TH72M」 |
| リラクシングローチェア(ロゴス) | 29cm | 高さ61×幅55×奥行43cm | 縦58×横55×厚さ8.5cm | 約3.1kg | 約120kg | スチール |
| ローチェア30(スノーピーク) | 30cm(地上高) | 58×65×86(h)cm | 16×18×101(h)cm | 3.6kg | 公式ページに記載なし | アルミニウム合金(肘掛けは竹集成材) |
数値の表記は各公式ページに合わせています。「使用時サイズ」の並び順(幅・奥行き・高さ)はメーカーごとに異なるため、購入前に各ページの表記をご確認ください。仕様は変更される場合があります。
表の読み方
- 座面高:コールマン公式では、焚火でくつろぐなら座面高30cm前後のロースタイルチェア、食事や調理なら座面高40cm前後のスタンダードチェアが目安として案内されています。この表の座面高は22〜35cmで、いずれも40cm前後の数値より低い側にあります。テーブルで食事をする場合は、テーブル高との差を別途確認しましょう。
- 重量と収納サイズ:コールマン公式は、ソロキャンプやバイク・電車移動では「重量2kg以下・収納長40cm以下」を目安として紹介しています。この目安に当てはめると、表中では公式表記の重量が2kg以下で収納時の最長辺が40cm以下のものはTac. スイベルチェア、チェアワン、グラウンドチェアです。ロゴスとスノーピークの2製品は目安を超えますが、車移動なら別の基準で選べます。
- 耐荷重:同じ「耐荷重」でも、モンベルは「静荷重」と明記しています。ページごとの表記の違いを見比べましょう。スノーピークのローチェア30のように、公式ページに耐荷重の記載が見当たらない製品もあるため、必要な場合はメーカーに問い合わせるのが確実です。
- 重量の内訳:ヘリノックスは「本体」の重量を併記し、モンベルはスタッフバッグ込みの重量を併記しています。比べるときは同じ条件の数値を使いましょう。
組み立て式と収束式・折りたたみ式の違い
| 構造 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 組み立て式 | 小さく軽くしやすい | フレームと生地の組み立てに力や手間が必要な場合がある |
| 収束式 | 広げるだけで設営しやすい | 収納時に長くなりやすい |
| 折りたたみ式 | 安定感があり、展開が早い | 薄くても面積や重量が増える場合がある |
低価格チェアで確認したい7項目
- 利用目的が食事か、焚き火・くつろぎか
- 座面高とテーブル高が合うか
- 耐荷重に余裕があるか
- 収納サイズが移動手段に合うか
- 本体重量を無理なく運べるか
- 座面幅と背もたれの高さが体格に合うか
- 組み立て方法と収納袋の有無
低価格でも条件が合えば十分使えます。反対に、多機能でも重すぎたり、手持ちのテーブルと高さが合わなければ使いにくくなります。
Amazonで候補を探すときの検索例
以下は価格や仕様を比較するための通常のAmazon検索リンクです。現時点ではアフィリエイトタグを付けていません。価格・在庫・仕様は変わるため、購入前に販売ページで確認してください。
初心者が避けたい3つの失敗
チェアだけ先に選ぶ
後からテーブルを選ぶと、高さが合わないことがあります。可能ならチェアとテーブルを同時に比較します。
使用サイズしか見ない
収納した状態が長すぎると、バックパックや車に収まりません。収納時の3辺と重量を確認します。
本番まで座らない
購入後は自宅で組み立て、ぐらつき、布の張り、座面高、立ち座りのしやすさを確認します。不具合があれば使用前に販売店へ相談しましょう。
ソロキャンプ装備全体から考えよう
チェアを軽くしても、テントや寝具が大きければ荷物は減りません。装備全体の優先順位を考えると、予算配分もしやすくなります。
あわせて読みたい:キャンプ用コット(簡易ベッド)の選び方、キャンプ用虫除け・虫対策グッズの選び方
よくある質問
Q. 耐荷重が公式ページに書かれていないチェアは選んでもいいですか?
公式の数値で確認できない項目は、判断材料が不足している状態です。今回の表ではスノーピーク「ローチェア30」が該当し、公式ページには耐荷重の記載が見当たりませんでした。必要な場合は、購入前にメーカーや販売店に問い合わせて確認する方法があります。
Q. 座面高が公式スペックに書かれていない製品はどう比較しますか?
ロゴスの「グランドチェア」は座椅子タイプで、公式のスペック表には座面高の記載がありませんでした(使用時サイズは幅41×奥行55×高さ47cm)。座面高がない場合は、使用時サイズや製品の形状から目安を推測するしかありません。テーブルとの高さ合わせを重視するなら、座面高が明記された製品から選ぶと比較しやすくなります。
Q. 重量の数値は何を含んでいますか?
製品ページごとに異なります。ヘリノックスの「Tac. スイベルチェア」は1371g(本体1241g)、モンベルの「チェアワン」は893g(スタッフバッグ込み965g)と、複数の数値を併記しています。収納袋や付属品を含む重量か、本体のみの重量かを確認してから比較しましょう。
スペック確認日:2026年9月26日(各メーカー公式ページ)。価格・仕様・販売状況は変更される場合があります。
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まとめ
ソロキャンプ用チェアは、①過ごし方、②移動手段、③座面高、④収納サイズと重量、⑤耐荷重の順に比較すると失敗を減らせます。
焚き火やくつろぎにはローチェア、食事や作業には高めのチェア、徒歩や自転車には軽量コンパクトタイプが基本候補です。購入前に手持ちのテーブルとの高さも確認しましょう。




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